【エピソード8】キャンモアの街で見つけた小さなヨガスタジオ
マイナス30度のキャンモアの街
パスポート忘れた事件から一晩、
ようやく師匠と再会できて一息つきました。
私たちは、ゲストハウスの方にカナダの街を案内してもらうことにしました。
私たちが訪れたのは、「キャンモア」という小さな街。
寒い日にはマイナス30度にもなるそうです。
そのくらい寒いと、鼻水が凍って鼻が痛くなるので、
体から出た水分は放置してはいけないそうです。
そして、出かける時は「スノボウェア」と「スノーシューズ」が必須でした。
でも夏は暑いようで、
「次回夏に遊びにこられたら、湖で泳げて気持ちがいいよ!」
とオススメされました。
ちなみに師匠はシャスタ山のことを、
「女性的なエネルギーだ」
とおっしゃっていました。
運命的な出会い、街の小さなヨガスタジオ
キャンモアの街を案内してもらううちに、
なんと小さな「ヨガスタジオ」を見つけました。
私たちはいてもたってもいられなくなり、
ヨガスタジオに入って、まず1クラス受講してみました。
日本で学んできたヨガとは違うスタイル、
英語のかっこいいレッスン、
おしゃれなその雰囲気に私は圧倒されました。
とても緊張しながらレッスンを受講しました。
師匠も「ここの先生たちはレベルが高い!」とご満悦でした。
しかも、料金表を見たら、
「2週間通い放題¥4,000ー」
ちょうど私たちの滞在期間くらいで、しかもこの破格の料金!
師匠も通う気満々で、
「今回はこのためにカナダにきたに違いない。2週間のヨガ合宿です!」
と言っていました。
実際のところ師匠の「勘」はすこぶる凄くて、
いつもそうなのですが。
今回のカナダ行きについても、理由を尋ねたところ、
「なんとなく。」
と当たり前のようにおっしゃっていました。
ということで、
師匠の勘を信じて本当に予定もなく来た私たちは、
もちろんそのヨガスタジオに毎日通うことにしたのでした。
アシュタンガベースのレッスン
そのヨガスタジオは、ほぼ全てのクラスで
「アシュタンガヨガ」という流派のスタイルを取り入れていました。
アシュタンガヨガは、
「ビンヤサフロー」という動きを頻繁に行います。
ビンヤサフローはかなりアクティブな動きなのですが、
その動きが何度も何度も繰り返し登場するのです。
「アシュタンガヨガ」のスタイルは、
運動量でいっても、ものすごい消費量だし、
とにかく動きが多いので、
まるで「ランナーズハイ」のような状態に
何度も陥りながら、必死にクラスについていきました。
余談ですが…
私は海外に慣れておらず、外国の方と交流する機会も
本当になかったため、毎回、緊張して冷や汗をかきながら
参加していました。
にも関わらず、意外と「ペアで練習します!」とか
「隣の人を見て」とか、生徒同士の交流も多く、
その度に「英語わかりませんので。」だけを
相手に一生懸命伝えていました(笑)
そんな私がその8年後の今、
日本語の全く話せないパートナーとの間に2人の子供がいるなんて
おかしなこともあるものだと思いました。
人生、何が起こるかわかりません。。。。