妊婦さんのお悩み…骨盤が痛い原因と対処法
こんにちは!
今回は、妊婦さんの多くが悩まれる妊娠中の骨盤痛の原因と対処法について紹介していきます☆
妊娠で骨盤が痛む理由
妊娠をすると、赤ちゃんが産道を通って出てくることができるように、骨盤周辺の靭帯を緩めて骨盤の広げようと働くホルモンが分泌されます。
ママの体になる変化は妊娠初期頃から現れはじめるため、妊娠前半期間から骨盤の痛みを感じる女性が半分ほどと言われています。
- 生理痛のような、鋭い痛みや締めつけるような痛み
- 突発的な激しい痛み
- 鈍い痛みが途切れなく続く
といった痛みが単独・複合で起きがちになります。
妊娠後期になると、さらに浮腫による神経の圧迫なども加わり、歩くのもつらい、寝るのもつらいと言った状態になるケースもあります。
妊娠中の骨盤の痛みの軽減方法
適度な運動と骨盤ベルトの使用による骨盤痛みの軽減が報告されています
妊娠18週以前の方で腰痛もしくは骨盤痛がある407人を対象とした経過観察群とトレーニング指導群で比較したところ、トレーニング指導のあった群で痛みに関連した問題や病休が減った。
また骨盤ベルトを装着した人の82%がいくらか骨盤痛が軽減したとのことです。
骨盤痛に対して運動療法は骨盤ベルト着用と組み合わせる上で有用である。
また,Specific stabilizing exercise(深部の腹筋のエクササイズ)は慢性的な痛みや日常生活の障害を軽減させるのに有用であるが,急性期の腰痛には効果がない。
骨盤ベルトの活用について
骨盤をゆるめるホルモンは妊娠初期から分泌されるため、骨盤ベルトは妊娠初期~産後2カ月程度までつけるのが理想的です。
付け方を間違えてしまうと、狙った効果が見込めないので不安な方は助産師さんや実績のある整体師さん(もちろん「骨盤お悩み相談室LINE@」よりお問い合わせいただいても!)にアドバイスを求めてみてください。
妊娠中の適切な運動や骨盤エクササイズについて
その人の体の状態によって可能な運動範囲やおすすめの骨盤エクササイズも変わってきます。
妊娠中はとてもデリケートな時期なので、できればパーソナルレッスンなど、丁寧に行うと良いと思います。
眠るときに骨盤が痛い場合
横向きの時など脚の間にクッションや毛布などをはさみ、股関節をねじり過ぎないようにすると痛みが和らぎます。
歩くときに痛みがある場合
なるべく正しい姿勢を取ることで痛みが緩和されます。
ただし無理は禁物です。
長時間立ち続けたり、座り続けたりするのも避けましょう。
おなかが大きいと、つい背中が反ってしまい痛みの引き金になります。
まとめ
妊娠中に骨盤が痛むのは体がママの体になろうと頑張っている証拠とも言えます☆
そう考えると、なんだか愛しいステップの1つに思えてきませんか?
ただ、痛みを抱えた生活は辛いもの。
骨盤ベルト+適度に体を動かすことを目標にして、痛みの緩和・コントロールを目指してみてください。
不安な点、疑問点などありましたら、いつでもお気軽にご相談下さいませ。